日常生活での認知症の介護での他人との関わりは、なかなか難しいものがありますが、そのことを書いてみました。

家族が認知症になったら…介護の準備と心得

まわりの助けと介護での期待

認知症の父の介護をした期間は5年数ヶ月ぐらいでしたが、その間に、それまでの私の人生以上の学ぶことがあったように思います。それほど認知症の介護は、私には大変なものだったのだと思います。その原因を分析したりしましたが、まず親子の情関係ということが、問題になりました。幼いころの親子関係とは違う、大人同士の親子関係なので、その対応が全く理解できず、それに馴染むまで苦労しました。学生の頃までは一緒に生活しましたが、それから20年以上を別々に生活していました。なので、もう生活の考え方や、人生の生き方も違いますので、全くの他人と生活するような感じになります。感情はともかく、生活のリズムや考え方が違っています。そのギャップに苦労しました。

また、自分が仕事を辞めて、生活も犠牲にして、親の介護をしているのだから、まわりもそのような自分を配慮して当然だろうという考え方というか、自己中心的な被害者意識なども持ったこともありました。私は苦労しているのだ、同情される価値があるのだ、配慮してくれて当たり前だというような考え方です。それは自分の介護の苦しさの裏返しの心理だと思いますが、そのような勘違いもありました。しかし現実には、どちらとも、まわりは思っていないのが現実です。同情はしても、他人ごとであり、関わらないというのがスタンスになります。それで理解したことは、自然に生活するのが、一番良い日常の介護の生活だということでした。気負わず、焦らず、淡々と毎日の介護をするということです。

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